2013年1月6日日曜日

日本について(海外との違い)

この度、日本に一時帰国をした際に海外との違いを感じたことが幾つかある。まだ日本を離れて1年しか経っていない私であるが、そのいくつかをご紹介したい。

まず、成田空港に着いて、バスとタクシーを乗り継いで帰宅した際に感じたことは、日本の清潔さと、秩序の素晴らしいところである。おそらく、こんなに道路が綺麗に舗装され、乗り物が静かな国は他にはないだろう。また、東京は人口が多いにも関わらず、車がルールに沿って走行しており、まさに芸術の域に達しているとさえ思った。

ちなみにチュニジアの乗り物は汚れている。理由は道路の舗装が完備されていない、多くの下水が完備されていない等の理由から、数日間で、埃と泥だらけになる。乗り物の音もうるさい。道路事情により車がガタガタと音がなる、混雑の際は、意味のないクラクションならす等色々な理由がある。また、秩序とは無縁と言っていいほど交通マナーが悪い。通勤の際に危険を感じる事はほぼ毎日である。帰国直後の日本の交通事情には本当に感動させられた。

一方で、日本のインフラは、あまりにも完璧すぎて、オーバーコストではないかとさえ感じた。アフリカ帰りの私にとって、道路を見渡す限り、一かけらの欠陥もないのではという印象を受けるほどである。以前、住んでいた米国でさえ、ハイウェイの道はデコボコである。日本におけるこの完璧さは、長い間1リットルあたり50円程度の道路特定財源制度(現在は廃止)の上に成り立っていたのも納得である。ちなみに一度、構築したインフラはメンテ費用が発生する。安部政権は公共事業を中心に5兆円から10兆円の補正財政出動を試みているようだが、人々のニーズに合った、適切なインフラ構築を期待したいものだ。

また、今回の帰国中に、違和感を持ったことは、日本は東アジアの紛争地域に位置しているにも関わらず、まだまだ平和に満ち溢れている国であるということだ。年末・年始におけるお笑い番組や歌番組の多さで見ても、2012年は尖閣諸島や竹島の件で非常事態であったという雰囲気はほとんどない。お笑いを否定するつもりはないが、現実との乖離があるという印象を持たざるを得ない。この国の特有の雰囲気は島国であるが故なのだろうか。それとも戦後、米国に平和憲法を押し付けられ、自らが軍事力を背景に外国と対峙(外交)することを忘れてしまったからなのか。対象的に、隣国の韓国は未だに北朝鮮と戦時中(休戦中)ということを我々は忘れてはならない。

海外においては生きることは戦いであることを強く感じる。2012年は、比較的治安が良いと言われていたチュニジアにおいてさえ、2回の戒厳令を経験した。近所では、アメリカの大使館と、アメリカンスクールがイスラム過激派に集団で襲われ、何台もの車両が焼かれ、建物が損壊した。これは隣国のリビアにおけるアメリカ大使館襲撃に続いて起きた事件である。日常においても、タクシーや店とのネゴや、車の運転など、ほぼ戦いに等しい。油断を見せると付け込まれるのがおちである。

今後、日本においては、安部政権のもとで、憲法改正、集団自衛権の確立等が議論されていくだろう。冷戦は終焉し、昨今は中国の台頭が著しい。米国は日本を守る国力もインセンティブも弱まっている。日本は自らを守る為には真実と向かい合っていくべきではないのか。
 

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